Sigfoxを利用したCO2温湿度センサーで収集した実際のリアルタイムデータを公開しています。
SigfoxデバイスとGCP(Google Cloud Platform)およびGoogleドライブを利用したサーバーレス構成で実現しています。
詳細なシステム構成は下部に記載しています。

設置場所 : スプラウトソリューション事務所内(たまにデモで外部環境に持ち出します)
利用センサ : マスプロ電工製 CO2温湿度センサー端末
センサ通信方式 : LPWA(Sigfox)
送信周期 : 15分周期

直近 6時間データ

直近 24時間データ

デモ環境でのシステム構成

はじめに

今回のデモ構成としては、必要最小限の仕組みで弊社Webサイト上でのデータ公開を実現しています。
データ処理はクラウドファンクションを利用したサーバーレス構成として、可視化部分はGoogleスプレッドシートとグラフ公開機能を利用することで、可視化部分のプログラミングを行わずに実現しています。

CO2センサ

マスプロ電工製のCO2温湿度センサー端末を利用。
データ送信周期は15分に設定。30、60、120分も選択可能ですが、CO2濃度での換気制御や注意を促すためには15分が最適と考えます。
※Sigfoxでは1日140回の送信回数の制約がありますので、15分より短い周期でのデータ収集が必要な場合は、回数制限のないLTE-MやLTE通信方式の環境センサの利用を検討する必要があります。

今回利用するセンサでは、単3電池2本で15分毎の送信を行った場合、電池寿命は3ヶ月となるので充電可能な電池を利用しています。
電池電圧が低下すると、環境値の正常な計測が行えず、データ送信も停止してしまうので電圧が一定値以下となった場合は早めに交換する必要があります。
事前に行ったテストでは2.0Vを下回るとCO2濃度が明らかに低すぎる値で送信が行われ、その後すぐに電圧不足により送信が行われなくなりました。

利用する電池特性で異なりますが、2.4Vを下回ってきたら数日以内に送信不可となるので交換をする予定です。
デモでは未実装ですが、このあたりは上位システム側でしきい値設定を可能として、メールやチャットなどで電池交換を促す機能を設けたいところです。

Sigfoxクラウド

Sigfoxクラウド側ではデータ変換処理などは行わず、単純に受信データをGCP側へ送信するようにCallback設定を行っています。
Sigfox側でデバイスから送信されたペイロードを変換する機能(Custom Payload Config)もありますが、工学値変換や桁数、分岐ロジックなどの細かな事は行えないので、ロジックを分散させないためにもGCP側で一括して変換する方式を採用しています。

GCPクラウドファンクション

SigfoxクラウドからCallbackにて送信されたペイロードを温度、湿度、電源電圧、CO2濃度への変換処理を実施します。
変換後のデバイスデータをGoogle Sheets APIを利用してスプレッドシートへ挿入するまでを受け持ちます。

今回利用するデバイス側からは、”00d802391a03bb”のようなデータが送信されてきますので、これを、温度、湿度、電池電圧、CO2濃度の値に変換します。
具体的な内容としては電文分割、16進数から10進数へ変換、桁数調整となります。

今回は実装していませんが、電池電圧が一定値以下となった場合のメールやチャットへの通知機能はここに実装する考えです。

Googleスプレッドシート → Web公開

クラウドファンクションから環境データがセルに挿入されていきます。
スプレッドシートではExcelと同じような操作でグラフを作成して、スプレッドシートが持つグラフ公開機能を利用して、弊社サイトにリンク貼り付けすることで、上記グラフ表示を実現しています。

【 注意点】
Googleスプレッドシートのグラフ公開機能は、リンクを知る全員が閲覧可能となります。
よって公開可能なデータでない場合は、別途閲覧制限を設けた仕組みで構築する必要があります。
※逆に、河川水位や花粉観測値など、公にしたい情報の提供手段としては低コストで実現できると考えます

導入に向けてのご相談に対応いたします

上記、環境データ公開デモはシステム構成の一例となります。
実現したい業務上の課題やデバイス台数、予算によっては、別構成のほうがよい場合もあります。
技術選定を含めてご相談したい場合は、お問合せフォームからご連絡ください。(Zoom、Teamsなどでの面談も可能です)

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